良い睡眠と悪い睡眠が健康に与える影響について

眠っている女性

 健康面で最も軽く考えられがちなのは、睡眠ではないでしょうか。健康意識の高い人はまず食事に気を遣い、さらに意識の高い人は定期的に運動をするでしょう。しかし、忙しい現代人は睡眠時間が短縮され、あるいは夜更かしをすることで、睡眠の質が大きく損なわれているかもしれません。

睡眠不足のデメリット

 睡眠不足のデメリットとして考えられるものを、可能なだけ挙げてみました。

  • 免疫やホルモンのバランスを崩す、その結果、
    1. コロナウイルスなどに感染しやすくなる
    2. アレルギー症状が増悪する
    3. 自己免疫疾患が増悪する
    4. 発癌リスクが上昇する
  • 心身のバランスが崩れ、ストレスが増大する、その結果、
    1. うつ病、不安、自殺傾向などの心の問題が増悪する
    2. アルツハイマー病などの認知症のリスクが上昇する
  • ホルモン分泌や神経機能に異常が生じる、その結果、
    1. 食欲が消えず、肥満になる
    2. 生活習慣病を発症しやすくなる
  • ミクロな観点で言うと、細胞一つ一つにダメージを引き起こす、その結果、
    1. 全身で老化が進む
    2. シミ・シワが増加し、見た目が老ける

 その他、全身の痛みが増悪したり、集中力が低下することで生産性が低下するといったマイナス面が挙げられます。

 睡眠不足によって、自律神経・ホルモン分泌が乱れ、血流が悪化し、代謝が落ちる、免疫機能が乱れるなどの弊害がでます。これらは全ての病気や老化の原因となります。ボディメイキングや若返りを目指す人にとっても、見逃せない点です。

 十分に深い睡眠をとることができれば、これとは反対のポジティブな結果を得ることができるでしょう。つまり、あらゆる病気のリスクが減少し、頭が冴えてやる気がみなぎり、見た目も若々しく見えるでしょう。

良い睡眠を得るためには

 睡眠不足の弊害が分かったので、今度は良い睡眠を得るためにできることを可能なだけ挙げてみました。

  • お風呂でゆっくりリラックスする
  • 寝る前にストレッチをする(頑張りすぎない)
  • 寝る前に集中して、深呼吸をする(マインドフルネス)
  • 寝る前は部屋の明かりを徐々に暗くする
  • 寝る前はスマホやPCのブルーライトを見ない
  • お腹が空いても、黙って寝る
  • 規則的な睡眠スケジュールをとる
  • 夕方以降は昼寝をしない

 1日の最後にやり残しがあって、それをこなそうとして就寝時間が遅れることが僕はよくありました。しかし翌日のパフォーマンス低下によって、結果的には効率が低下しているように思えます。睡眠スケジュールを守ることで、自己管理(タイムマネージメント)もやりやすくなるでしょう。ブルーライトカットや夜食を食べない、というのは当然守った方が良いですが、個人的には寝たままできるストレッチとその後のゆっくり落ち着いた深呼吸が、リラックス効果があって特におすすめです。


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