ボディメイキングや生活習慣病改善のためにダイエットに挑みつつも、途中で挫折をしたり、リバウンドを経験されている人が多いかもしれません。耳鼻咽喉科の場合は、肥満が原因の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の方には、ダイエットが特に必要になります。
ダイエットを実行するためには、おおまかに言えば運動・食事・睡眠を理想的な状態に持っていくことが必要であり、そして、それを習慣化することが重要です。このために、正しい知識を身につけ、小さな目標と大きな目標を立てる、ダイエットが実現した暁に得られる成果をしっかりイメージする、他の人に目標を宣言する、記録をつける、他の人と成果を共有する、他の人にマネージメントしてもらう、などの方法が有効と考えられます。
この中で手軽でコストが安くて、有効だと思えるのが、記録をつける、です。今は体組成計という、体重計に乗るだけで、体重・BMI(Body Mass Index)・体脂肪率・筋肉量・内臓脂肪などが瞬時に表示されるものがあります。
これはスマホアプリと連動しており、そのときの各項目を表示したり、これまでのデータをモニタリングすることが可能です。もちろんノートに記録する、という方法でも問題ありません。各データを毎日眺めていけば、どういう行動の選択が良いのか悪いのか、自分で分析出来ますし、モニタリングすることで、良い結果が出ればモチベーションアップに、悪い結果が出れば直ぐに反省することができます。
血圧や血糖値に関しても、病院でもらった手帳に記録をして振り返ります。体重変化はより直接に実感されるものであり、数値を毎日モニターすることで、さらに意識が向上することが期待できます。