健康の秘訣!冬でもできる家庭菜園🥬

vegetable garden

 写真の野菜は12月末の比較的温かい日のものです。気温が0度まで下がる本格的な寒さになっても、葉物野菜を中心に元気に育ってくれています。家庭菜園で収穫した野菜を食べる、ということは究極の地産地消であり、地球環境に優しく、健康にも良い、味が濃くて美味しい、自然を感じることができてリラックスができるなど、良いことだらけなので、超お勧めです🤗 冬でも季節にあった野菜を工夫して育てることが可能なので、挑戦してみませんか!?

代表的な冬野菜

 夏野菜は実がなる野菜である一方で、代表的な冬野菜と言えば、葉物野菜や根菜類などの葉や根を食べる野菜です。キャベツ、白菜、ほうれん草、小松菜、チンゲンサイ、水菜、大根、にんじん、かぶ、ごぼう、れんこんなどがあります。冬野菜の大きな特徴は「甘み」です。大根は年間を通して食べられますが、冬大根は「甘み」があり、夏大根は「辛み」があります。これは野菜が身を守るための防御反応によるもので、冬に水分を放出して糖度を上げることで、凝固点が下がり、凍結しにくくなります。他の冬野菜も同様で、ほうれん草も今は一年中スーパーで売られていますが、冬に霜に触れてたくましく育ったものは、葉は厚く縮み、糖度が高く、ビタミン含有量が増えます。甘みが増して、野菜の味が濃くなり、美味しいです。野菜も寒い冬を耐えて、たくましく成長したものが、秀逸に育つんですね!人間と同様ですね😝

手間をかけずに冬野菜を育てる工夫

 冬野菜を育てるといっても、寒さに弱い野菜もあります。イモ類は特に寒さに弱いですが、レタス、春菊、ブロッコリー、セロリ、パセリ、にんじんも寒さにやや弱い野菜になります。防寒対策として、ビニールのトンネルがけをしたり、マルチを張ったりするのがよく行われます。僕の場合は、趣味の家庭菜園なので、できるだけ自然に近いやり方にしたくて、落ち葉や藁を使ってマルチングをします。ざっくりで良いんです。えんどう豆は小さい苗で越冬させ、冬の間に寒さに合わせて根をしっかり張って、春先からどんどん成長します。寒風が当たったり、霜が降りると葉が痛むため、藁の束で苗を囲んで守ります。
 また、冬の間も自然に土壌を改善させるために、緑肥をします。代表的な緑肥作物にはイネ科とマメ科の2種類がありますが、マメ科のクローバーをこれもざっくりとまきました。冬であまり鳥も来ないので、すき込みもしないでパラパラっとまきます。越冬緑肥の効果は、1. リビングマルチとして土壌の保護(過乾燥や風水からの保護) 2. 緑肥の根が自然に土壌を耕してくれる 3. 春になって地上部をすき込むことで、有機物補給 4. 窒素の固定 5. 根粒菌、菌根菌などの微生物増殖効果 6. 害虫抑制効果 などがあります。畑を耕さず、手数をあまりかけず、肥料も加えずにシンプルなメンテナンスで、土壌の菌を育んで、地力を高めます。人間の腸内細菌を育てるのと同様ですね❗️抗生剤や加工品などを摂取すると、腸内細菌のバランスが乱れて、免疫系が崩れることで、体調を崩して、種々の病気になります。土壌の菌も、農薬や化学肥料を使用すると数が減少し、その結果、植物の成長が阻害されたり、健康が悪くなります。
 野菜の苗も雑草も虫も菌も豊かな土壌の中で共生する、そして野菜が最も元気良く育つように、少しだけ人の手を加えてあげる、というのが自然農の考え方です。そうやって元気良く育った野菜は、栄養価が高くて、美味しいです。

まとめ

 冷蔵/冷凍技術が進歩し、ビニールハウスを使用した温室栽培も行われていることから、一年中、夏野菜も冬野菜も食べることができます。しかし、それらは自然の循環を無視して、閉鎖空間の中で条件を設定して工業的に生産・貯蔵したものです。野菜の本来の性質を無視しているため、栄養価は乏しく、味も良くありません。季節に合った旬のものを、新鮮な状態でいただく!ということが、健康に良くて、美味しくて、日本人が古来大切にしてきた季節感を感じることができて、幸せなことです。遠い生産地、ましてや海外から手を加えられて運ばれてきたものよりも、地場のものを口にする、そして、庭先で採れたものをすぐに調理していただく、ということが環境に最も優しくて、自然を感じられる素晴らしい体験です。心身の健康のためにも、出来ることからやっていきましょう😎🥦

健康の秘訣

  1. できるだけ新鮮で自然に近いものを食べる
  2. 手を加えたもの(化学物質を含んだもの、加工品)を食べない

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