長時間座りっぱなしでパソコン作業をしています!、という方は多いのではないでしょうか。パソコンやスマホを使うと、手が前にきて少し前屈みの姿勢になります。この姿勢は’巻き肩’、’猫背’、’ストレートネック(スマホ首)’になりやすいポジションです。
一過性なら良いのですが、癖になるとその姿勢が形状記憶されます。すると、首や肩の筋肉が緊張することによって血管が圧迫され、首から上の血流が悪くなり、老廃物も蓄積します。そうなると、睡眠の質の低下、集中力低下、倦怠感、頭痛、精神疾患などが生じえます。耳鼻咽喉科の病気で言うと、難聴・めまい・耳鳴・顔面神経麻痺などの原因になり得ると考えられます。また、血流が低下すると免疫細胞の体内循環が悪くなるため、免疫力が低下することが考えられます。つまり、風邪に引きやすくなります!
そうならないためにも、首・肩甲骨のストレッチが有効です。
毎日パソコンやスマホを1時間以上使用している人は、首や肩甲骨がガチガチに固まっている可能性アリです。首や肩の状態をチェックし、凝り固まった首や肩甲骨をほぐすストレッチを繰り返しましょう。
首・肩甲骨のストレッチ
- 首の側屈(反対の手を背中の後ろに回すとよく伸びる!)
- 肩甲骨ストレッチ(両手を背中の後ろで近づける)
- 首の回旋
- 肩の上げ下げ(ゆっくり上げて、ストン!)
- 首の前屈・後屈
- 首回し(ゆっくり大きく!)
- 猫牛ストレッチ?
- 四つん這いで背中の上げ下げ(肘を伸ばして、肩甲骨の辺りをできるだけ突き上げる。肘を伸ばして、肩甲骨を寄せるように沈める。)
- チーターの動き(肘を伸ばしたまま、肩甲骨を中心にしてぐるぐる回旋する。)
このような動きを日常で繰り返していると、首と肩甲骨の可動性が上がることで、血流が亢進し、自律神経も正常に働いて、体調を整えることができます。
- 体が重い・だるい
- 頭が痛い・重たい
- なかなかやる気が出ない
- やたらと眠い💤
などの不定愁訴がある人は、首や肩が凝っていることがほとんどです。症状が悪化する前に、首や肩の状態を自覚してもらって、首周り・肩周りをほぐしていくことが、毎日のコンディション作りにオススメです。
また、首・肩甲骨のストレッチをして、血流を改善することは、皮膚の血流改善にもつながるため、美肌効果や毛髪にも良い影響があると考えます。
手軽にできますので、朝晩のストレッチ時や、隙間時間にも繰り返しやってみましょう!