ストレッチをやるべき理由
- 年齢を重ねると共に体は硬くなる
👉 体のコリ、痛み、姿勢不良、精神不安、不定愁訴につながる - そのため、筋肉の3つの作用 「弛緩」「伸張」「短縮」を促進する必要がある
- 骨格筋に内包されている筋紡錘という感覚受容器を刺激して、筋肉の3つの作用を円滑にすることで、筋断裂などの怪我の予防になる
ストレッチで得られる効果
- 柔軟性の向上
- 血流促進
- 老廃物の除去(デトックス効果)
- 痛みの改善(ケガの予防)
- リラックス効果(睡眠の質の向上)
体づくりを始めるに当たって、いきなり筋肉トレーニングや有酸素運動を開始する方もおられますが、エクササイズの第一歩としてぜひストレッチから開始しましょう。ストレッチは頻度が大切です。重力下で円滑に関節運動が行えるような柔軟性を手に入れましょう。その上で、重力に拮抗して体勢が保持できるように筋力トレーニングを行い、さらに持続的に活動できるように有酸素運動を取り入れていけばバッチリです。
ある程度年齢を重ねると体が硬くなって、柔軟性に関しては諦めてしまう方も多いです。僕も無意識にそう思っていました。しかし、朝晩2回のストレッチを毎日、1ヶ月、2ヶ月と繰り返していくうちに、股関節が柔らかくなり、苦手な前屈や開脚が以前より出来てきており、肩甲骨の可動性が向上しているのを感じます。肩、腰の痛みが改善し、テニスにも役立っています。
そして、ストレッチを継続すれば柔軟性が向上し、全身の血流が促進することによって、生活習慣病、慢性炎症、精神疾患などの改善に繋がり、免疫力がアップするでしょう。
柔軟性は一朝一夕に得られるものではありません。毎日コツコツと地道に続けていきましょう。繰り返しますが、ストレッチは頻度が大切です!
なぜ筋肉トレーニングの前にストレッチをやらなければならないか
筋肉を育てて燃焼体質を目指し、摂取をコントロールして無駄な体脂肪を減らすことがコンディショニング(体調維持)には不可欠です。この筋肉トレーニングの効率性を上げるためには、ストレッチをして柔軟性と関節可動域を上げることが重要になります。また、筋紡錘の閾値を超えて、筋が急に引き伸ばされると、’バチン’と断裂することがあります。ですから、筋トレ前のストレッチがケガの予防に繋がりますし、筋肉疲労の改善にもなります。ストレッチは何かと軽視されがちですが、現代病である肩こり、腰痛の改善のためにも重要ですので、体作りの第一歩として優先的に繰り返していきましょう!